神奈川県座間市のdts 地上デジタル放送受信相談・一級有線テレビジョン放送技術者・ホーム共聴・共同受信


ここでは皆さまからよく頂くご質問について整理しまとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
Q1.UHFアンテナが付いています。地上デジタル放送は受信できますか?

A1.アンテナが向けられているUHF放送局と同じ場所からデジタル放送が送信されているのであれば、アンテナはそのまま利用することができるかもしれません。
しかし、同じ場所からの送信でもアナログ放送とデジタル放送で周波数が大幅に異なる(例えば、神奈川県のTVKの物理チャンネルは、アナログは42チャンネルですが、デジタルは18チャンネル)の場合は、アンテナをより低いチャンネルに対応したタイプに交換しなければならないかもしれません。現在市販されているUHFアンテナのほとんどはUHF放送の全帯域をカバーしていますが、4年以上前に設置したアンテナであれば、確認が必要です。
 
※物理チャンネルとは?
 実際に電波が送られているチャンネル(周波数ごとに区切られている)番号のこと。リモコンのチャンネル番号とは異なります。

東京ではNHK総合デジタルは(リモコンNo.1ch)27チャンネルといった具合です。

 
Q2.デジタル局とアナログ局の方角が異なるのですが?

A2.ベストなのは、それぞれの方角に向けてアンテナを設置し、地域に合わせて設計された専用の混合器(不要な周波数帯をカットするフィルターの入ったタイプ)を使って2方向の電波を混合することになります。2分配器を逆に繋いで混合することもできますが、不必要な方角の電波まで拾ってしまうため、アナログ放送ではゴーストや混信が生じます。デジタル放送でも同じチャンネルを使用している他の放送局から干渉を受ける可能性もあり、この方法はお奨めできません。
Q3.デジタルテレビは1台、アナログテレビ2台の場合は?

A3.築年数が経過しているお宅では、ブースターや配線、壁面のテレビ端子など、ホーム共聴設備全体を見直す必要があります。そうなると改修費用もそれなりにかかりますから、取り急ぎ1台のテレビへアンテナからダイレクトに配線する方法を検討してはいかがでしょうか。
    Q4.近所のマンションから電波を供給してもらっています

A4.電波障害対策で設置された共同受信アンテナ施設のほとんどがデジタル放送には対応していないようです。地上デジタル放送は、電波障害に強い方式なので、ビル陰などで電波障害施設から受信している区域でも、個別にUHFアンテナを設置して地上デジタル放送を受信できる場合が多いようです。
 取り急ぎ1台のテレビだけにUHFアンテナからダイレクトに配線する方法を検討されてはいかがでしょうか。
 
     
     
    Q5.共同受信アンテナを利用しています 

A5.地形難視対策など山間部に設けられた施設を利用している地域では、放送局または最寄の中継放送局からの個別アンテナによる受信ができないことが多いので、施設管理者へ確認されるのが良いでしょう。
 
 
    Q6.ケーブルテレビ局から電波が供給されている場合

A6.都市型ケーブルテレビ局から電波を受信している世帯や集合住宅では、そのケーブルテレビ局が地上デジタル放送をパススルー方式で送っているなら、デジタル対応テレビでの受信が可能です。ケーブルテレビ局によっては、同じパススルーでも周波数変換パススルーと言って、放送波とは別のチャンネルで送られている場合があります。
 また、有料契約で取り付ける専用チューナー(セットトップボックス)でしか地上デジタル放送が受信できないトランスモジュレーション(トラモジ)のみ対応のケーブルテレビ局もありますから、電波の送り方については各CATV局へ尋ねるのが良いでしょう。


※屋内配線の状態が悪いと地上デジタル放送が受信できないことがあります。その場合、屋内配線の張替えが必要です。
 

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